こんにちは!オルガニックアンバサダーの大沢です。
(※参考→前回記事)
柴又100kの疲労も抜けきらぬままの翌週、「スリーピークス八ヶ岳トレイル」に参加しました。
スリーピークス八ヶ岳トレイルは「38kmの部」と「23kmの部」の2つの部門がある人気大会で、38kmの部は抽選となります。
今回、私は初心者が多い23kmの部に参加しました。
そもそも「八ヶ岳ってどこにあるの?どうやって行くの?」(?_?)
トレイル(山)初心者の私には、どこにあるのか・どうやって行くのか皆目見当がつかず、今回は新宿発着のツアーを申し込んでみました。
ゼッケン受け渡しは、大会前日のスタート会場のみ。
12時に新宿を出発したバスは順調に高速道路を進み、15時頃に会場に到着。
ゼッケンを受け取った後はバスで宿泊場所兼前夜祭会場に送ってもらいます。
ここで誤算!
ツアーには「夕食・朝食 各1回」と書いてあったので、食堂とかレストランで食べるものかと思っていたら…夕食はまさかの「前夜祭」。
まじですか。
人見知りの私が一人で前夜祭参加ですか。
うわー、緊張。
2、3時間くらい?一人でどう過ごそう??
と思いを巡らせていたら、同じツアーの同部屋の女の子も一人参加という事が分かったので、ひと安心。
ふたを開けてみると、会場にはスタッフとしてラン仲間がたくさんいたので時間を持て余すことはなかったのですが…(笑)
前夜祭会場では、うどん、焼きそば、フルーツゼリー等、23kmしか走らないのにしっかりカーボローディングをいたしました!
ちなみにビールは一缶のみ。
前夜祭の後は部屋に戻り翌日の支度をして就寝。
当日は朝5時に起床。
準備の最終チェックを行います。
トレイルレースの多くは必ず携帯しなければならないアイテムが決められており、不携帯だとペナルティが課せられます。
このレースの必携品は携帯(スマホ)・500ml以上の水・レインウェア・コップ(エイドに紙コップを置かないため)です。
これに加えて補給食をリュックに入れれば準備完了。
5時45分、予定通りの時間にお迎えが来てくれました。
そして6時過ぎに会場へ到着。
スタートは7時半なので、まだまだ余裕。
荷物を預けたりトイレに行ったり、色々なことができます。
と、そこにやってきたのは柴又100Kに応援に来てくれたウルトラランナー仲間!
このスリーピークス八ヶ岳トレイルに出ることはお互い知らず、前日の受付会場でたまたま会って出場を知ったのですが、当日も会えてラッキーでした。
7時スタートの38kmの部を見送ると、いよいよ私もスタートです。
スタートした直後に来るのはロードの急坂。
富士登山競走を思い出します。
1kmちょっと走るといよいよトレイル区間。
まず通るのは、「棒道」と呼ばれるこの大会の見どころです。
「棒道」は武田信玄が軍用道路として作ったとされる道で、山梨県と長野県を棒のようにまっすぐに結ぶことで最短ルートとなるように工夫されています。
ハイキングコースとしても人気なルートとのことですが、踏み荒らされて(踏みならされて?)おらず、とても気持ちが良い道でした。
棒道はひたすら上りではあるものの、森林に囲まれた気持ち良さからそれほど勾配のきつさは感じませんでした。
(途中、道幅が狭いところは歩いたからかもしれませんが)
棒道を抜けると縦走区間。
しばらくは緩やかな上り下りを楽しみながら走ります。
後から知ったのですが、途中、富士山が見えるポイントがあったそうな。
せっかくだから見たかったなぁ。
と、あまりの気持ち良さに調子に乗っていたところもありますが…
いきなりびっくりするほどの急こう配が目の前に広がりました。
棒道もひたすら上りでしたが、この坂は視界が開けているせいか上る前から心が折れかけます。
ただ、上ってみると、足元はフカフカで両側には草木が青々と茂っており、意外と気持ちいい。
思いのほか楽に上りきることができました。
エイドでは水分を補給・補充できますが、私のリュックの中にはまだ1リットルくらい残っていてルール上(エイド出発時に500ml以上の携行)特に問題なかったので、水コーナーは利用せず。
その他に食べるものもあった気がしますが、補給食もたくさん持っていたので、ここではオレンジだけいただくことにしました。
エイドを超えたら短いアップダウンが続きます。
雄大な新緑の中をゆったりと走る気持ち良さは格別ですね。
帰りは往路に上った急坂も下ります。
ここまでに先日の柴又100Kのダメージが相応に出てきており、膝・足首の痛みがだんだんましてきました。
これがロードであれば脚への負担もかなりのものですが、フカフカのトレイルだったのが救いで何とか下りきることができました。
その後も「あとは下りだから楽しんでね!」という応援に「膝と足首は下りがキツイんだって…」と心の中で呟きながら棒道を下り、なんとかゴール。
結論。
100km直後にトレイルを走ることは、普段からちゃんとトレーニングをしていないとダメージがハンパない!
いい勉強になりました。
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【ライター】大沢光慧
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