こんにちは。オルガニクスアンバサダーの金田覚です。
先日「第1回 石巻登山マラソン」に参加してきました!
「三陸・雄勝 海の幸トレイルランニング」の主催後援団体が中心となり再結成して開催さ
れた大会で、宮城県石巻市の400m級の低山を使用し、フル(45K)で累積1,800mという
比較的走り易いコース設定になっています。
しかし開催前日はかなりの降雪量で、開催の可否は当日の状況により判断するとのことで
した。地元の福島県福島市でもかなりの積雪になったため、開催はかなり厳しいと思いつ
つも、とりあえず会場へ到着。結果的に、若干のコース短縮での開催となりました。
主催者側でもかなり悩んだ末での判断であるとは思いますし、その是非について言及する
つもりもありませんが、正直この決定にはかなり驚きました。
雪山のトレイルランニングはかなり勇気がいると思います。スタート時点でもかなり降雪
があったため、いくら400m級の低山といえども、軽装で行動するトレイルランニングを
するにはかなり悩みました。
最終的に、装備をしっかり整えた上で、行けるところまで行ってみようと参加を決意。
路面の状態が悪い中でもなんとか完走することができました。
繰り返しになりますがトレイルランニングは一般的な登山と比べ、軽装での行動になりま
す。特に今回のようなコンディションの中では、どのような防寒対策をする必要があるで
しょうか?
①レインウェア上下
トレイルランニングに限らず、山で行動する人にとっては当たり前の装備品です。多くの
トレイルランニングレースでは必携品(または必要装備品)に指定されています。雨をし
のぐ機能だけではなく、ウィンドシェルの代用としても使えます。
②サバイバルブランケット
こちらもかなりメジャーな装備品です。保温性に優れているため、緊急時に巻きつけるこ
とで身体を温めることができます。
③手袋
手袋は当たり前と思われるかもしれませんが、厚手・薄手の2セットあると体温調整にか
なり有効です。
④ネックウォーマー
薄手のバフでも良いので、一枚持っておくと便利です。使わない時は手首に巻き付けるこ
とができます。
⑤予備の靴下
こちらは意外に忘れがちです。トレイルランニング用のシューズは防水になっていないも
のがほとんどです。今回のようなコンディションでは、足元が濡れることで凍傷の原因に
もなりえますので、予備の靴下は持っておいた方が良いと思います。
⑥腹巻き
腹が冷えると、胃腸トラブルの原因にもなります。しつこいようですがトレイルランニン
グは軽装ですので、腹巻き一枚でかなり変わります。
上記以外にもベースレイヤーやダウンジャケット、フリース等、可能な限り持ったほうが
良いです。
しかし防寒対策以外にも、エマージェンシーキットや補給食、ドリンク等、持っていかな
ければいけないものがたくさんあります。本当に全部持っていけるの?と思うかもしれま
せんが、6~10Lのザックであれば余裕で入ります。
当然ですが歩くことに比べ、走ると身体は暑くなりやすいです。必要だということが分か
っていても、これらの装備を持って行かない、またはどれかが欠けている人は多いのでは
ないでしょうか?
今回のような雪の状況に限らず、山では何が起こるか分かりません。万全の装備で安全に
トレイルランニングを楽しみたいですね。