貧血を克服したことで50歳からまた走りが戻ってきた 〜世界マスターズにむけて★その3(栄養の話) 〜

オルガニクスアンバサダーの中尾晴実です。マスターズ陸上をこよなく愛する51歳

W50カテゴリー、主にハードル、混成競技を専門としてます。

 

9月にスペインマラガにて世界マスターズ選手権が開催されます。

スケジュールは6日に300mハードルの予選、7日に決勝。14日に80mハードルの予選、15日に決勝です。

300mハードルは日本から調整なしで挑み、80mハードルの刺激入れにできたらと思ってます。

些細な怪我や体調不良もありましたが、体調は自分でコントロールできるようになってきました。頑張りすぎてもいけないし、まずは休養、栄養管理もとても重要です。

 

私は貧血を克服したことがまず50歳からまた走りも戻ってきたと思ってます。

今回は世界マスターズ前に貧血の話をしようと思います。

 

ちょうど2年前の今頃にパフォーマンスが上がらない時期がありました。

練習しても息があがる、疲れやすい、食欲もなく夏バテなのかとも思って、そのままにしてましたが、60mを走ってもラストは走れない。

 

最終的に気が付いたのが、立ちくらみの回数が増え、目の裏(瞼)が真っ白になり

「これは貧血だ」とそこでようやく気が付きました。

今思えば、夜も眠れなかったし、冷え性でした。

とにかく練習量と食事量がそもそもあっていなかった。

当然といえば当然です。

パフォーマンス以上の食事が追いつかない。

アスリートとして一番やってはいけないことです。

 

汗の中にも微量ながら鉄が含まれるため、大量の汗をかくと鉄が不足する。

そしてランナーが走ることにより足裏と地面の接触が繰り返されて、この衝撃で

足底の血管内の赤血球が壊れやすくなるとも言われてます。

 

以前聞いた話では某長距離ランナーを輩出する会社の専用グランドでは、あまりにも貧血になる女性が多いので貧血対策としてタータンを土に変えただけで貧血になる女性が減ったとのこと。

練習対策としては柔らかい地面と競技場をわけてトレーニングすることも必要かもしれません。

 

この時期の貧血を機会に練習だけではなく食事の大切さを痛感しました。

ではどうやって改善したのかというと

 

私の体においては、やはり動物性の食品が即効性がありました。

動物性食品に含まれるヘム鉄の吸収率はだいたい15%から25%。

レバーが貧血の数値が元にもどりやすかったです。

 

ただあの臭みでレバーが苦手な人も多いはず。

レバーの下処理は私の場合は

  • 簡単に水洗い
  • 水気を切り血の塊を除く
  • 醤油、しょうが、にんにく、お酒で漬ける

 

牛乳で漬けてた時期もありましたが、醤油の場合保存もきくし、下味もつけられるので時短料理もでき主婦の強い味方となります。

保存を目的とせず、臭みのみとりたい場合は牛乳ですね。

 

そしてビタミンCは鉄を腸管から吸収される前に吸収しやすい形にしてくれるらしいので食後のフルーツも忘れずに。

食材の食べ合わせ(フードシナジー)で栄養効率を良くして、消化吸収の代謝が良くなること。

単体のみというのは、どんなに素晴らしい食品だったとしても摂取してもフルに活用されてないということです。

 

結果、色々ば食品を偏らずに食べることが一番大切だと。

そう!結局モリモリ食べないといかんのです!笑

 

自分自身が貧血になったからこそ、食事も質を大切に追求していかなければいけないと思います。

自分の体は自分で作る。半年前の食事が今の自分の体とも言われます。

毎日の積み重ねの大切さ。練習も食事も同じことですね。

 

オルガニクスもこの暑い練習と練習の合間に飲んでます。

そして仲間と一緒に辛い練習を乗り越えてきました。

(※編集部注 現在オルガニクスドリンクは販売終了し、オルガニクスジェルのみ販売中です。)

 

いよいよ来月にはスペインマラガで行われる世界マスターズ選手権に参加してきます。

その舞台で立てることに幸せをかみしめて

それではいってきます!!!

(了)

 

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