今年もついに始まりましたツールドフランス2018。
ツールドフランスって一度くらいは聞いたことありますよね?
絶対ありますよね?
毎年、夏にフランスでやってる自転車レース。
ツールドフランス(正式名称:Tour De France)とは、その名の通りフランスを1周するのですが、その全走行距離は3,000km以上。23日間(※休日2日挟む)かけて1日約5時間200km程度走り、アルプスやピレネーの山岳地帯を通り最後は必ずパリに戻ってくる自転車レースです。
たかだか自転車レースと侮るなかれ、歴史は長く今年は第105回目。大会中には延べ35億人の視聴者を持つ超巨大放送コンテンツでもあるのです。
日本人にはそれほど馴染みがないのですが(熱狂的ファンはいる=オレ)、毎年NHK-BSとCSのJsportsが大会期間中に放送をしてくれています。
さて、ツールドフランス(以下略称ツール)の何が面白いの?ってことなのですが、ツールにハマってまだ5年目の私がツールのことを全く知らないって人に向けて全力で解説したいと思います。
なぜ、ファンとかマニアに向けて解説しないかって?
それはツールって語り出すともうキリがないくらい面白さに満ち溢れていて、ファン歴5年目のボーヤに語る資格なぞないのであります。
例えば同じく100年以上の歴史を持つ高校野球見始めて5年のボーヤが子供の頃から高校野球見てるオジさんに何を語りますか?って話です。
ボーヤに高校時代の大谷は150kmバンバン投げて凄かったんだよって言われても、いやいやおじちゃんは、松井秀樹の5連続敬遠を同じ高校生という立場で見てたし、松坂が夏の甲子園決勝でノーヒットノーランしたのは男として惚れ惚れしたし、そういえば小学生の頃、毎年甲子園に出てくるPLの清原と桑田をプロ野球選手よりすごい人だと思ってたよ、とか。100年も続くスポーツ大会の伝説を上げていくとキリないのであります。
なので、ツールに関してマニア受けするような詳しい解説なんて絶対にしないつもりです。
あくまでも、「素人」が「素人」に全力で解説する。これであります。
ということを踏まえて、ツールの面白さはどこにあるか?
ひと言でいうのは大変難しいのですが、敢えてこれからツールを見る人のためにわかりやく解説しますと、
ツールドフランスとは、陸上競技で言う「短距離」「中距離」「長距離」タイプの選手が一斉にレースをやっていて、それらそれぞれのタイプの選手誰もが1度は勝てるチャンスがある様々なバリエーションのあるコースを、チーム同士で争い、最終的に最も早くフランス1周をした人に与えられる個人総合優勝(マイヨジョーヌ)を目指す自転車レースです。
ちょっと長かったですかね?でも、ツールの面白さを最短で示してやっとこれくらいです…
23日間かけてフランスを1周するのですが、その中に、平地だけのコース、丘陵地帯を駆け抜けるコース、2000m級の峠をいくつも超える山岳コース、石畳悪路コース、30キロ前後のタイムトライアルなどなど、毎日特徴のあるコースが次から次へと出て来て、入れ替わり立ち替わり様々なタイプのヒーローが現れ見るものを全く飽きさせないのです。
どうですか?
まだピンと来ないですかね?
そうなんです!
それを伝えたとしてもまだまだツールの魅力の10%も伝えることができていないです。
ツールの本当の面白さは、もちろん上記の基本的な面白さを踏まえた上で、これから私が全力で説明を試みますが、幾層に重なりあう様々な要因が複雑に絡み合うことで、最高のエンターテイメントになっていることです。
あらゆるタイプの選手にスポットライトが当たるように作られた洗練された「ルール」、先の読めない「自然」、チームごとに特徴のある「戦術」、意地がぶつかり合う「個人」、何人も抗うことのできない「運」などなど、3週間見るものを全く飽きさせない一大スポーツエンターテイメントがそこにあるのです。
後半では、それらを全力で解説します。
(続く → 素人が素人にツールドフランスの面白さを全力で解説する② 〜マイヨ・ジョーヌと3種のジャージ〜 )
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