こんばんは、桶谷です。
6月も半ばになり、雨の多い季節ではありますが、徐々に気温も高くなり夏らしくなってきましたね。
トライアスロン競技は海や湖等で泳ぐことが多いので、レースが行われるのも夏がメイン。
国内では沖縄など暖かい地域では4月頃から、本州では5月中旬ごろから全国的にレースが行われてきます。
夏に入る6.7,8,9月はシーズンのピーク!毎週至る所で様々なレースが行われます。
トライアスロンに出場される方は、年に3~4回程レースに出場される方が多いのではないでしょうか?
私は主にエリートと呼ばれるカテゴリーのレースに出場していますが、国内では、アジア カップ大阪、アジアカップ高松、アジアカップ村上、日本選手権、ワールドカップ宮崎が開催されています。
これまでは宮崎のワールドカップを除いた国内4戦に出場してきました。毎年ではありま せんが、国体でトライアスロンが開催される場合は出身地の島根代表として出場しています。
その他アクアスロンなど地元近くのレースに出場することはありましたが、年に4~5回の レースに出場し、そこに向けてトレーニングを行っていました。
しかし2年前から日本トライアスロン連合の強化指定選手になっているため海外のレース への参戦権利も得られるようになりました。
それによりレース参戦数も一気に増加し、昨年は海外4戦、国内6戦の10レース。
今シー ズンは海外7レース、国内6レースの13レースを予定しています。6月になりこれまででアジアカップRAYONG(タイ)アジアカップスービックベイ (フィリピン)国体予選(島根)アジアカップ大阪の4戦に出場してきました。
私が主に参戦しているアジアカップはITU(世界トライアスロン連合)が主催するレー スですが、ITUが主催するレースにはアジアカップを含む各大陸で行われるコンチネン タルカップ(アジアカップ、ヨーロピアンカップ等)、ワールドカップ、WTS(世界ト ライアスロンシリーズ)があり、後者になるにつれ、ポイントも賞金も上がる為レベルが 上がります。
日本の場合、ワールドカップ以上のレースでは公費派遣される場合がありますが、コンチネンタルカップの場合は自費参加となります。
活動費は選手それぞれが用意しなければならず、スポンサー収入で活動するフルタイムのプロや、企業に所属する実業団選手、仕事をしながら競技を続ける選手など様々な形で費用を捻出しています。
私の場合は、トライアスロンやランニングのコーチング、ジムでのトレーナー業、そしてスポンサー収入で活動費を捻出し、トレーニングを行いながら選手活動を行っています。
限られた予算内での活動になるので、遠征費は出来るだけ抑えるよう試行錯誤しています。
まずレース会場までの渡航費
海外の場合は飛行機を使うことになりますが、目的地までの運賃だけでなく、移動スケジュールに無理がないか、荷物がどれだけ運べるかを考え、トータルで費用のバランスの 良さそうな航空会社を選ぶようにしています。
恐らく普通に旅行する場合はそこまで神経質にならなくてもいいと思いますが、私達は自転車を運ばなければなりません。
航空会社によっては、手荷物規定に定められているサイズ以上でも自転車の場合はOKになるケースもあります。
多くの航空会社は荷物の3辺が158cm以内に制限していることがほとんどです。もちろん自転車ケースはこのサイズに収まりません。
私が知っている中では203cmの物が最小で、 私自身もこの203cmの物を使用しています。
JALを例に挙げると、規定は158cmですが、自転車等スポーツ用品の場合はその限りではなく、203cmまでは無料の手荷物として預かって貰えます。(重量は23kg以内に収 める必要あり)
預けれられる荷物もエコノミーでも2つなので、別にスーツケースも預けることが出来る のでストレスなく遠征に出かけることが出来ます。
しかし料金は少し高くなったり、私が行きたい地域に直行便が無かったりと少し不便に感じることもあります。
今月末には中国への遠征があるのですが、最寄りの空港は北京です。
名古屋から北京へは色々な会社が飛行機を飛ばしていて、一番便利が良さそうで値段的にも安かったのは中国東方航空。しかしこちらの会社は158cmを超えるものにはオーバーチャージがかかり、WEBで見る限りだと往復で+35000円程…航空券にプラスしてこの金額は私には少しきついので、別の便を検討することにしました。
そして最終的に利用するのは仁川経由(韓国)大韓航空。こちらの会社はJALと同じで203cmの物はオーバーチャージなしで預けることが出来、金額も安かったのでこちらの便にしました。
デメリットとしては直行便に比べるとトランジットの時間3時間が余分にかかること、そして荷物が一つしか預けられない事です。
しかし、航空券が安いのと、また帰りの便がレース当日の内に出発できるのも決めてでした。
中国東方航空の場合、当日の便は間に合わず、翌日になってしまいます。その日はゆっくりできるのですが、早朝便のため、おそらくホテルを朝の3時ごろに出ることになるため、あまり休むことが出来ません。
大韓航空も日本に帰るのは翌日のお昼の時間ですが、仁川に深夜12時半につき、翌朝10時発の便まで時間があるので、まとめて睡眠を取ることが出来ます。
翌週もレースがあるので、レース後のリカバリーをしっかり行う事は何よりも大切で、睡眠に勝る回復方法はありません。
現在私はコーチをつけていないので、トレーニングは勿論レーススケジュールや前後の移動も自分自身でマネジメントしなければいけないという負担はありますが、この経験は必 ず今後に活きてくると感じています。
追記
記事制作が間に合わず、先日日本に帰国しました。 想定以上のトラブル?にあい、かなりハードな遠征になりました。次回のブログは中国遠征記を投稿したいと思います。お楽しみに!