あたらしいこと、はじめよう!キャンペーン(?)。あ、organiqのキャンペーンがあるわけではありません。自分のための自分による自分だけのキャンペーンです。すいません、まぎらわしくて。
絶賛自分キャンペーン中のわたし。前回も書いたのですが、あたらしいことをするのが大好きなわたし。飽きっぽいわけではありません。入れ替え式ではなくて、追加式です。拡張式です。昔、まだ社会人になりたての頃に人事教育係の先輩に言われたこんな言葉がものすごおおおおくブンブン首を縦に振りまくるくらい納得していつもわたしの頭の片隅にあります。
「キャパオーバーってなに?すぐ、キャパオーバーキャパオーバーっていう子がいる。あなた達のキャパシティってその歳でもう決まっているの?キャパシティっていうのは、自分で広げていくものじゃないの?容量はオーバーするんじゃない。“空き”を経験でどんどん埋めていく作業によってキャパシティは広がり続けるんじゃないの?それが、人間の成長なんじゃないの?」
もう、もうその通りだと。すごい言葉だと。
わたしにとって、あたらしいこと、はフィールドを広げようキャンペーンです。キャンペーンは年中行われています。いつももっといろんなところに足を伸ばしたくなる。なぜって、フィールドが広がるたびに新しい世界を見ることができ、新しい自分に会えるからです。そうやって自分のキャパシティや魅力がひろがっていくんじゃないかと思っているからです。
さて、前置きが長くなったのですが、今日は、ボルダリングです。
ボルダリングはジムにほんの数回行ったことがありました。体験的なやつです。万年8級的なやつです。でも、取材でボルダリングをする機会が何度かあったので、シューズはいっちょまえに持っていました。でも、ほぼ、というか完全に初心者です。
けれど、フィールドを広げたくなったんです。
山はそろそろ7年目。オフィスワーカーの方はなかなか岩稜があるような高地に年に何度も足を運べないと思うのですが、そこはフリーランスの特権で1年に100日くらいは山にいます。山岳部でもワンゲル部でもないので、スタートは随分遅いですが、7年の濃度はまぁまぁ濃い方だと思います。
でも、もうちょっとフィールドを広げたい。山岳会などに入った経験がないので、クライミングどころかロープワークも何度か一般講習で習った程度。普段から頻繁に一緒に山に登る友人達がクライミングをしないこともあり、あまりそこへ足をつっこむ機会がなかったのです。
でも、そろそろもうちょっとレベルアップして山を多面的に楽しみたい。もっと違う角度から山を味わいたい。ということで、まずは基礎的なことから身に付けようと思い、ボルダリングを始めました。スキーと同様、有難いことにボルダリング経験の豊富な友人の仲間に入れてもらってまずは週に1回から。
外岩にも連れて行ってもらいました。まだ全然なんにもできないので、基本的にひたすら岩をナデナデしているだけなのですが、やっぱり自然のものが好きかもしれない。ジムも楽しいけど、岩を見ると抱きつきたくなる(変態)。岩に登るのをスポーツにした人達ってなんて無邪気なんだ!しかも自然にできた形ながらそれをルートとして、それぞれの岩に名前をつけたりなんかして。なんて無邪気で可愛くって楽しい遊びなんだ。(業界のみなさまどうか無知ゆえの発言として温かい目で見過ごしてください)
がしかしっ!これまた未熟故のお恥ずかしい話で、はじめて早々に怪我をしてしまいました。岩から下りる時に、決して落ちたわけではなく、ゆっくり下りたんですがたまたま足を付いた場所が悪く、ひどく捻挫してブッチリ靭帯を切ってしまいました。内出血もさほどなく腫れもたいしたことなかったのになかなか治らないもんだからMRIを取ったら「左右前後ぜんぶちょっとずつ切れてますね」という、そんなことあるんか~い的な結構な怪我でした。
それ以来、完治までに1ヶ月半~2ヶ月ほどかかり、ぼちぼち再会し始めたところです。だけど雪が降ってスキーしたりして(笑)、そしてトレランシーズンに入るので走る時間も必要で。あれもこれもでは全然上達しないよね、っていうのはもうその通りなのでなんの異論もないわけですが、パタッと飽きる性格ではないので、ゆるやかに続けていけたら楽しいなぁと思っています。
24時間じゃ足りない、なんていうアラサ―らしからぬ独り言をぬかす、そんな大人がいたっていいですよね?