オルガニックアンバサダーの中尾晴実です。
マスターズ陸上をこよなく愛する51歳、W50カテゴリー、主にハードル、混成競技を専門としてます。
今回は京都駅ビルにある「第21回JR京都駅ビル大階段駆け上がり選手権」に出場してきましたのでレポートします。
京都駅にある大階段選手権も今年で21回目という京都名物、毎年恒例のテレビ放映まである大人気の大会です。
競技志向のチーム、駅ビル協賛チーム、仮装チーム、とにかくどなたでも参加OK。
あの高低差30メートルの全長70m、171段を駆け抜ければいいわけです。
但し、とてつもなく果てしなきところに聖地ゴールはあります。
選ばれるのは80チーム。
これがまた年々すごい倍率になり、80チームの中に選ばれるのも大変とのことです。
公式ルールについて説明します。
- 1チーム4人
- 第一走者45歳以上の方
- 第二走者18歳以上の女性
- 第三・四走者18歳以上の方
という構成になります。
4人の合計タイムで団体戦、そして個人総合、女性の部、45歳の部、特別賞、など豪華な賞品もあり、
階段は一段でも2段飛ばしでも自由。
5年連続優勝者がでた場合には、その選手、団体は大階段の殿堂入りとして翌年からは参加できないなどとても面白いルールもあります。
そして西宮神社福男5回の経験をもつ、陸上プロアスリートでもあり、階段のスペシャリストの吉田光一郎さんのチームで参戦です。
18歳以上の女性の資格の中、51歳の私に声をかけてくれるという事実に、
かなりの驚きと階段駆け上がりという技術ゼロの私でいいのだろうか?という不安もありましたが、
この好奇心旺盛な私が「やりません」という筈もなく二つ返事でOK。
冬季練習の階段トレーニングもさらに技術的な動きも加わり、理論や宿題を出され、まずはやってみる。できなくてもトライし、報告。
近所の階段を駆け上がり一人練習をしてました。
いよいよ本番当日、2月の京都でしたが雪も降らず、例年より暖かい中での選手権です。
朝から色々な方が準備をして、観光客の方も応援の方もテレビ取材も入ってとても賑やかなエネルギーに満ち溢れた中で、スタートしました。
私のチームは最終組20組目。
4人チームで一斉にスタートします。
スタートラインに立った時は「わぁ、いよいよ駆け上がるんだ~」と緊張より笑いがこみ上げる方が強かったです。なぜならこんなチャンスって滅多にないことで結果はどうであれ魂が喜んでるというかワクワクしてきてしまいました。
あとは「やっぱり遠い~」笑。
ピストルが鳴りスタート。
日頃練習していた階段の高さとは若干違うし、階段は前傾で車で例えるとローギアでずっと進む感覚なので(これはあくまでも私のイメージです)、
最初の質力が大切なのですがその感覚が一人練習だったせいかなかなか上手く階段にエネルギーが伝わらない。
うーん、まだいけそうだけど・・・淡々と駆け上がる。その繰り返しが最初は続きます。
中盤以降は2段だか1段だか、どうやって駆け上がっているのかもよくわからず、無我夢中。
最後の30段は脚に疲労が溜まりフラフラ・・・・そのまま倒れこむようにゴール。
駆け上がってみての感想はといいますと・・・階段技術も奥が深い。
皆さん本当に研究熱心で熱い駆け上がりの猛者達でした。
そしてとにかく楽しい!!京都の階段はまさにパワースポット。
エネルギーに満ち溢れた場所でした。
アナウンスの方の実況も最高に面白く盛り上げてくれました。
ちなみに私は「マスターズ界の美魔女★美腹筋?!笑 51歳中尾晴実」「野生の走り」とアナウンスしていただきました笑。有難いお言葉です。
大会結果
団体総合6位(80チーム中)
女子総合6位
団体では福岡物産品を賞品としていただきました。
新しいチャレンジができたこと。チャンスを与えてくれた吉田光一郎さん、チームメイトの皆さんに感謝です。マスターズ陸上の仲間にも沢山会えて楽しいイベントでした。