オルガニックアンバサダーの中尾晴実です。
今回は冬季練習その2として階段トレーニングのレポートをさせていただきます。
長くて寒い、そして辛い冬季練習です。
その中でいかに飽きずに色々な筋肉を使って冬季練習を行うかのテーマの中に階段トレーニングがあります。
え?陸上のトレーニングって階段もやるの?
脚が遅くなりそうだよね、タイム落ちそう?なんて声が聞こえてきそうですが、実はとても理にかなっていると私は思ってます。
そうなんです。世の中は無駄なことなんて何ひとつない。すべてはつながっていると思います。
まず階段トレーニングの利点として重力に逆らってバランスを保ちながら階段を昇る動作は腸腰筋が鍛えられて、総合的な筋力アップにつながります。
まさにこれってアンチエイジングですよね。
あと短距離の観点からでいえば、スタートの加速局面の重心移動のイメージになります。
階段のエキスパートの人達が口々に言う言葉は「階段をうまく水平移動できたら登るのではなく走っている感覚に陥る」とのこと。
これは相当の神の領域に達しないと言えないセリフですが・・・笑
そして踏んでる支持脚を遊脚が畳みながら追い越すだけというシンプルな動きを階段できれば、それは平地での走りにもつながります。
あくまでも地面のパワーを最大限に使うには、瞬間的に足裏の全体で踏んで瞬間的に畳む。そして畳みながら支持脚を追い越せるか。その動きをいかに反復できるか。
そのような動きができれば陸上の走るトレーニングに繋がります。
つま先接地の人はかなり階段は苦手な分野になるかもしれません。
と、またしてもマニアックな解説になってしまいましたが、難しく考えず駆け上がってみませんか?
階段は日常いたるところにあります。
なのでどなたでもトライしやすく、筋力アップ、アンチエイジング対策にトレーニングしやすいのではないでしょうか?
まずは駅のエスカレーターをやめて階段にするだけで結構なトレーニングになります。
1段ぬかしで歩くのが一番いいトレーニングだと思います。
その際には踵から身体を乗り込むように登るとヒップアップ効果もあると思います。
ただ思っているより腰、ふくらはぎ、お尻あたりに筋肉痛になる可能性がありますので、アフターケアはしっかり行ってくださいね。
今回友達とトレーニングに行った階段は180段!
長い階段を駆け上がった先に見えた眺めの良い景色に感動してました。(辛かったですが笑)
最高の冬季練習の階段トレーニングでした。