東海道五十七次ウルトラマラニック特別ステージ 箱根100km

こんにちは!
オルガニックアンバサダーの大沢です!

一昨年のアツい夏の思い出として今も私の心で燃えている
「東海道五十七次ウルトラマラニック」。
その特別編として、上野から箱根まで約112kmを走り、翌日また
箱根から上野まで走って戻るという大会が1月6・7日で開催されました。

2日目は予定が入ってしまい、往路のみの参加となったので
上野から箱根までの片道のレポートを書きたいと思います。

1月6日午前0時締切。
上野公園の不忍池の横で受付を行います。

締切5分前に受付を完了して、荷物をまとめます。
前回参加したときは6日間のステージレースだったので、配布された
45リットルのナップザック(ビバーク地やゴールまで運んでくれる)は
パンパンでしたが、今回は1日だけの参加なので余裕です。

0時30分、ブリーフィング。
ここではマップの見方や注意点、関門の場所と時間が発表されるので、
ギリギリランナーの私にはとても重要な情報です…(笑)

午前1時、いよいよスタート。
100人くらいの参加者がいるので、ゼッケンの番号が大きい順
(持ちタイムが遅い順?)に2分ごとのウェーブスタートです。
ちなみに私は第2ウェーブ。

上野をスタートし、万世橋、日本橋と走り、銀座を抜けて品川宿へ
向かいます。
お正月休み明けの土曜午前1時過ぎとあって、人通りはあまり多くなかったものの、
思っていた以上にたくさんの人が歩いていたのは、さすが大都会東京という感じ。

途中、三田駅付近の横断歩道からはとってもきれいな東京タワーが!

品川駅前を通り過ぎ、旧東海道に入ります。
かつて宿場町だったその場所には、道の随所に旧東海道と書かれた
電燈が煌々と灯っているため、とても走りやすく、気分も上がります!

昼間であれば「品川宿交流館」という施設が開いているのですが、
今回は真夜中で閉館中のため、少し先の広場がチェックポイントに。

寒い夜中で人通りも少ない中、温かい飲み物や補給食を用意して
待っててくれたスタッフさんに感謝しながら、CP1を通過。

CP1から蒲田を通って川崎宿へ。
この川崎宿と、続く神奈川宿は、CPではないので通過してしまいますが、
京浜急行の川崎駅、横浜駅といった大きな駅のすぐ近くなので、
機会があればぜひ訪れてみてください!

ちなみに、川崎宿には「東海道かわさき宿交流館」という施設があり、
川崎宿の歴史を学ぶことができます。

神奈川宿の見どころは、やっぱり「田中屋」でしょうか。
京浜急行の神奈川駅から旧東海道沿いに200~300mくらい進んだ場所にあり、
坂本龍馬の妻おりょうがかつて働き、また、幕末の著名人がたくさん訪れた
料亭です。
ふらっと入れるお店ではないですが、外から建物を見るだけでも価値のある
佇まいです。

さて、神奈川宿を出たら、次はチェックポイントの「保土ヶ谷宿」です。
正確には保土ヶ谷本陣を過ぎて、一里塚跡のところですが。

暗い中をずっと走るというのは意外とつらいもので、夜間走対策として
夕方に睡眠をとっても、やっぱり身体は寝ようとするんですよね。
チェックポイントの写真はことごとく撮り忘れてしまいました…
が、CP2の保土ヶ谷宿も無事に通過。

保土ヶ谷宿を出たあたりから、少しずつ夜明けの気配がしてきます。

2時間ごとにオルガニックジェルを飲みながら走っていたのですが、
もうちょっとこまめにとっても良かったかも。

権田坂を登っていると、だんだん周りが明るくなってきたので
またオルガニックジェルを1本チャージ。

スタートから41.5km。
信濃一里塚あたりで本格的に身体が目を覚ましてきました!
もうすぐフルマラソンの距離です。

そして、いよいよ42kmを過ぎたところ。
なんと!朝焼けに照らされる富士山のご褒美が!!

富士山って大きいなぁとしみじみ思いながら戸塚へと向かいます。

「ここから戸塚までは5キロをきった。頑張ろう!」

と思った瞬間にきた壁。
ウルトラマラソンを走るときにいつも感じる壁。
フルマラソンの距離を超えるとどうも集中力が途切れてしまうのです。

おまけに、寒さで余計にエネルギーを使うため、エネルギーも不足気味。
途中でコンビニは何件もあったのですが、肉まんやホットドック等の
温かいものは品切れ中。
夜中から朝にかけてって、どのコンビニも肉まん作らないんですね。

かといって、冷たいおにぎりを食べる気になれなかったので、
「次のコンビニに行ってみよう!」とか、「もうすぐ明るくなるから売り始めるかも!」
と思って、自販機のコーンポタージュスープでごまかしているうちに、
身体のエネルギーがどんどん減少。

今になって思えば、電子レンジで温めるタイプのやつとか
カップラーメンを買えばよかったのですが、その判断能力も
欠けていたのは、やっぱり頭が寝ているせいでしょう(笑)

5番目の宿場町である戸塚。
スタートから46kmの戸塚駅を目前にして、ついに足がストップ。

でもまだ半分も来ていないのに、完全に止まるわけにはいきません。
歩くことで、少しでも先に進みます。
保土ヶ谷までに作った約30分の制限時間貯金をこんなところで
切り崩すことになるとは…夜間走、恐るべし。

さて、あと70km近く走れるのでしょうか…続きは後編へ。

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雪の上でクビレをつくる!

東海道五十七次ウルトラマラニック特別ステージ 箱根100km(後編)

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