こんにちは。
渋谷の個性派パーソナルトレーナー集団「Shibuya Fitness Sharez」の桂川晃尚です。
私は、2016年8月末に地元の飛騨高山より上京し、トレーナーとして一人前になるために多くのことを勉強しています。
皆さんは、 冬のスポーツといえば何を思い浮かべますか? スキーやスノーボード、など数多くあるかと思います。
私の地元の飛騨高山では、雪が降り積もると、スキー場へ出向きスキーやスノーボード等のウインタースポーツで体を動かします。
このように、体を動かすことによって、私たちは カロリーを消費しています。では、どのくらいのカロリーが消費され、どのような効果があるのか。 今回は、METsを用いて消費カロリーを求め、冬に体を動かすといい理由を述べていきます。
METs(メッツ)とは?
METs(メッツ)は、「Metabolic equivalents」の略であり、身体活動の強度を示す単位となります。そして、その活 動が安静時の何倍に相当する値なのかを表します。 安静時は、横になるや座るなどの状態をいい、1METsと表します。 では、日常の身体活動や運動はどのくらいのMETsとなるのかを、下記にまとめました。
メッツ表
活動内容 | |
2.0~2.9METs | 料理、釣り、ヨガ、ストレッチなど |
3.0~3.9METs | 散歩、ボーリング、トランポリンなど |
4.0~4.9METs | 介護、ゴルフ、バトミントンなど |
5.0~5.9METs | 自転車、野球、ソフトボールなど |
6.0~6.9METs | レジスタンストレーニングほか、バレーボール、ランニングなど |
7.0~7.9METs | スキー、山登りなど |
8.0~8.9METs | 腹筋や懸垂など(きつい強度) |
※速度や強度、時間によってMETsは変わるため、参考までに。
メッツ表より、ゴルフや野球、レジスタンストレーニングよりもスキーのMETsが高いことがわかります。
カロリー消費計算 上記のMETs表を使って、活動のエネルギー消費を算出することができます。
消費カロリー(kcal) = METs × 活動時間(時間) × 体重(kg) × 1.05
この計算式を用いることで、簡易的に消費カロリーを求めることができます。
実際に例を挙げて計算してみます。
(例1)Aさんの体重は60kgで、ウェイトトレーニング(6METs)を1時間行った場合。
消費カロリー = 6METs × 1.0(時間) × 60(kg) × 1.05 = 378.0(kcal)
(例2)Bさんの体重は75kgで、スキー(7METs)を1時間半行った場合。
消費カロリー = 7METs × 1.5(時間) × 75(kg) × 1.05 = 826.9(kcal)
冬は、寒さでなかなか家の中から出られない人、ヒーターやこたつに篭って出てこれない人が多いかと思います。
暖かくなってから運動始めようと思って、だらだら生活しているといつの間にかその生活に慣れてしまい、結局運動もできず太ってしまうケースが多いですね。
ここでは、冬こそ体を動かすべき理由を述べたいと思います。
実は、冬の寒い時期の方が、基礎代謝量がアップします。人は、気温が低いところにいると、体温を保つために多くのエネルギー量を発します。
1日の消費カロリーは、基礎代謝量と1日の活動量によって構成されます。
つまりは、冬に体を動かすことで、 基礎代謝量と活動量を増やすことができ、
1日の消費カロリーが大幅にアップします。また、消費カロリーが増えることで、ダイエットにも繋がります。
まとめ
1 METsは、身体活動の強度を示す単位である。
2 METsを用いることでエネルギー消費を算出することができる。
3 寒いところでは、基礎代謝が上がり、体を動かすことでより消費カロリーを増やすことができる。
寒さに負けず、体を動かすことが、結果として痩せることにも繋がります。
また、スキーやスノーボードなどの冬ならではのスポーツも楽しめるので、一石二鳥ですね。
ただ、いきなり行うと怪我につながりますので、ストレッチや事前にトレーニングすることをおすすめします。